メッセージ。 - diary

2006-01-25

# ネットという望まれざる子

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060124/p2
 My Life Between Silicon Valley and Japan - 「ネット社会、時計の針戻すな」(産経新聞1/25一面)
 
  堀江前社長とライブドアは、特にここ一年、ネット企業や起業家主導型経済という「新しい潮流」を日本において体現する存在として脚光を浴びてきた。そんな「時代の寵児(ちょうじ)」の転落を見て、「新しい潮流」全体を、日本が否定する方向に向かっていきはしないかと、私は強く危惧(きぐ)する。

という梅田望夫さんの文章。でもねぇ。実際にはそういう流れがあるように感じちゃったな。
今回の一件では。昨日ホリエモン問題を扱うテレビ番組を見ていたら、鳥越さんという人が、次のようなことを言っていた。「ITだけを持て囃すような社会になってほしくない。われわれは製造業によって支えられているんだから。額に汗して働くことを是とする社会であってほしい」。

言いたいことは分かるけど、ITだってものづくりをしてるんだよね。額に汗っていう体の使いかたじゃないけど。それこそ現場では、汗も涙も(ときには命さえも)流されてる。一生懸命勉強して、苦労して、なにかを信じてものを作っている人たちがいる。どうしてITと非ITで線引きをするのか? 彼らがラクして儲けてるようにでも見えるんだろうか? 見えるんだろうなぁ。
2006-01-25 16:41:26 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-01-24

# 悪いやつをいかに悪く言うか

http://slashdot.jp/comments.pl?sid=298453&cid=869744
 堀江社長等、証取法違反容疑で逮捕
 
 うんうん
 悪いやつをいかに悪く言う(報道)するかに地道をあげているような希ガス。
 
 とはいえ、そういう言葉(報道)を望んでいる人たちが大勢居るのもまた事実。
 
 #対象によってたかってなにか(リンチとか)するってのは人間のサガか?
 #いじめもその辺にねざしているのかなぁと思う今日この頃。

ああ、そういう感じはあるかもなぁと思った。
この週末、『ホテル・ルワンダ』という映画を観てきたところで、「よってたかって」ってところがちょうどオーバーラップしたんだよね。『ホテル・ルワンダ』は、1994年にルワンダで起こった民族紛争をもとにした物語。暴徒化した多数派民族が、みんなして少数民族を襲うさまが描かれていた。
やっぱりそういう状況になると、「どっちにつくか」が求められるんだよね。暴徒の一員になって弱い者を攻撃するか、さもなくば自らが弱い者として殺されるか。いじめの構図とよく似てるなぁと思った。
2006-01-24 00:03:29 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-01-23

# ハウルを見てきたよ

えーと、友達が『ハウルの動く城』を見てきたと日記に書いてたので、昔mixiに書いた日記を再掲しようかなと。古いやつだけど、……いいよね? 日付はえーと、2005年02月25日でした。わー。あれからもうすぐ1年になるんだねぇ。



ハウルを見てきたよ

って日記をずっと前から書こうとしてるんだけど、できずにいた。
映画はまぁまぁ面白かったんだけど、どこがどう面白いか説明できなかったからだ。
映画生活.comでも評価が分かれていて雰囲気が悪い。ストーリーが中途半端であるとか、メッセージが不明瞭であるなどの原因があるんだろう。
# 参考までに映画生活.com
#  http://www.eigaseikatu.com/title/4544/

ぼくがハウルを面白いと思ったのは、なんとなくだった。映画を見終わった後、なんとなくキャラクターが好きになって「よかったね」と思えた。ストーリーの面白さとか映画的エンターテイメントという意味では物足りないところがあったけど、まぁいいやと思えるレベルだった。ひとことで言うと「スカッとした」って感じ? ……違うかな。やっぱり「なんとなく」かも。

一緒に見た人に「どうしてソフィがおばあさんになったり若くなったりしたの?」と聞かれたときには、口がこんなことを勝手にしゃべっていた。「結局、魔法は心が作り出すものなんじゃないかな。魔法のように不思議なことも、悲しみも喜びも、結局は心が生み出すものなんだよ」。……そういう意味では、この話はソフィという少女の生き方を軸に、心の魔法性をテーマにしたものといえるかもしれない。

先日あるblogで、この映画について、素朴だけどぴったりの表現だって感じる評価を見つけた。
http://blog.goo.ne.jp/enjugumi/e/3f3c9d2f0c345bc02f3054b8a9e6ea50
>
『ハウル』はもういろんな人がいろんなことを言っているから、期待半分くらいで観たのだけど、老婆になっても全然前向きなソフィーはすごいと思ったですよ。敵だったひとが全部味方になっていくさまとかね。結局一番の魔法使いはソフィーだったって話でしょ?
<<

なるほどと思わされる。生き生きとしたキャラクターの魅力こそがテーマ? だとしたら、極端な尻すぼみのストーリーも、キャラクターがテーマだよというメッセージを伝えるためのテクニックだといえるかもしれないね。そんな風に思い、とても納得できた。
2006-01-23 23:47:59 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

2006-01-22

# マンションの偽装設計はモデルルーム見学で見抜けるか?

http://blog.a-utada.com/chikyu/2005/12/post_3c31.html
 歌田明弘の『地球村の事件簿』: あわや偽装設計マンションに住むところだった‥‥

なかなか面白かった。エコシステムとからめて考えるところがありメモ。
2006-01-22 01:43:45 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# システム障害はなぜ起こるのか?

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060120/1137740301
 木走日記 - 抜本的改良は手遅れな東京証券取引所システム〜問われる技術立国日本の脆弱性

↑は個人的なメモ。東証とニューヨーク証券取引所では一日に処理できる件数が100倍違い、とくにクリティカルなシステム要件であるレスポンスタイムが、10秒と0.2秒というような開きがあるとのこと。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20051222/226680/
 システム障害の根源はIT部門の弱体化にある---針路IT(15回):IT Pro
 
  システム障害の根本的な原因は、IT部門の弱体化にありそうだ。こんな考えを持ち始めた業界関係者はきっと多いことだろう。証券会社のIT部門に在籍したことのある東京情報大学の玉置彰宏教授もその1人だ。ITは本流でないとし、IT部門を縮小したり子会社化したりする。さらにIT子会社を売却してしまう。そんな企業がIT部門の人材育成に力を入れるわけもなく、システム開発はITベンダーに丸投げする。

誰でも昔からそう思ってんじゃね? ぼくはこれ、2002年ごろに考えてました。それで(それを改善したくて)いまの業界に転職したんだもん。システム障害に関してだけじゃなくて、開発でトラブルになるのも同じだよね。
2006-01-22 01:25:26 / ふじさわ / Comment: 1 / Trackback: 0

2006-01-21

# VMware Playerが便利という話

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://yamashita.dyndns.org/blog/343
 はてなブックマーク - 本当に無償で使える「VMware Player」 — Weboo! Returns.
 
 QEMUに含まれるツールには、VMware用のディスクイメージを作成する機能があります。これでディスクイメージを作ればいいだけじゃないのかと思って、実際に試したところ、あっけないくらい簡単に動いてしまったので、その手順をここに書きます。

ずいぶんたくさんブックマークされてるなぁ……。実はこの技、オープンソースマガジンの12月8日発売号に載ってるんだよね。ぼくがこの技を知ったのが、たしか11月の中ごろ。これを記事にしたらどう?って打診したら、「もう企画が進んでて12月売りに載るよ」とのことだった。

で、実際12月8日発売号で記事になったわけだけど、反響はそれほど大きくなかったみたいなんだよなぁ……。今回のはけっこう使える技で、たくさんの人が求めるものだと思うんだけど、営業効果がないというのはいかんね。
2006-01-21 16:41:14 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0
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