メッセージ。 - diary
2005-12-25
# 今月読んでいる本。オ...
今月読んでいる本。オーム社さんが出された『Joel on Software』を読んでいるのだけど、面白いなぁ。これは買って損のない本です。『ハッカーと画家』に近いテーマを扱ってて、あれよりはちょっと浮世ばなれしてない感じ、かな?
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-06630-4
1つ目のトピックでは、「コンピュータサイエンスの初年度の学生は、基本から始めてC言語を使い、CPUから積み上げていくことが必要だ」と書かれていて気になった。この言葉の正確な<意味>は文脈に依存するので、詳しくは本書を読んで欲しいのだけどどうなんだろうなぁ。
以前、企業内で教育にたずさわっているという方から、「最近は若いプログラマ候補にJavaを教えるけど、それでは何か本当の力が身に着かないというか学習に時間がかかっているような気がして……。やっぱり昔のようにC言語で教えようかと思うのですがどう思いますか?」と意見をうかがったことがあるのを思い出した。
そのときぼくはこう答えたのだけど、これは思っていたより難しい問題なのかもしれないなぁ。「若い人はC言語のスキルと経歴が(彼らの希望する分野やこれからのキャリアで直接的に)あまり役に立たないことを知っているので、Javaを学ばせないとモチベーションが下がるのではないでしょうか?」。また、そのときは時間がなくて議論できなかったけど、こう考えていた。「20年前なら人はこう言ったんじゃないでしょうか? 『C言語ではまどろっこしくて計算機の本質が理解できないような気がする。アセンブラを学ばせよう』と。こう考えることは良いアイデアでしょうか?」。
でもねぇ。そういう単純な問題でもないのかもしれないな。あのとき質問をしてくださった方の表情や仕草が、なぜかぼんやりとぼくの中に残っている。
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-06630-4
1つ目のトピックでは、「コンピュータサイエンスの初年度の学生は、基本から始めてC言語を使い、CPUから積み上げていくことが必要だ」と書かれていて気になった。この言葉の正確な<意味>は文脈に依存するので、詳しくは本書を読んで欲しいのだけどどうなんだろうなぁ。
以前、企業内で教育にたずさわっているという方から、「最近は若いプログラマ候補にJavaを教えるけど、それでは何か本当の力が身に着かないというか学習に時間がかかっているような気がして……。やっぱり昔のようにC言語で教えようかと思うのですがどう思いますか?」と意見をうかがったことがあるのを思い出した。
そのときぼくはこう答えたのだけど、これは思っていたより難しい問題なのかもしれないなぁ。「若い人はC言語のスキルと経歴が(彼らの希望する分野やこれからのキャリアで直接的に)あまり役に立たないことを知っているので、Javaを学ばせないとモチベーションが下がるのではないでしょうか?」。また、そのときは時間がなくて議論できなかったけど、こう考えていた。「20年前なら人はこう言ったんじゃないでしょうか? 『C言語ではまどろっこしくて計算機の本質が理解できないような気がする。アセンブラを学ばせよう』と。こう考えることは良いアイデアでしょうか?」。
でもねぇ。そういう単純な問題でもないのかもしれないな。あのとき質問をしてくださった方の表情や仕草が、なぜかぼんやりとぼくの中に残っている。
2005-12-22
# 結局のところ、やりた...
結局のところ、やりたいのはうまくメタデータを扱うことなんだよなぁ。たとえば住所録を作るのに、S式で書くのは面倒くさい。改行コードとか予約文字のエスケープなんかを気にしないといけなくって、普通のテキストエディタでそれをやるのは骨が折れる。また、後で読んだときの可読性が悪くなるし再利用性も問題だ。
そういうわけでメタ情報を文書に付加し、再利用を支援できるツールを作って使う。Emacsはたぶんそういう目的を果たすための道具だ。あるいはWikiも同様で、メモにメタ情報を簡単に付与できて簡単にそれを修正/再利用できるところが受けている。また、たぶんもっと普通の人にとってのEmacsやWikiがExcelだ。
メモしたい内容は人によって、あるいは場合によってバラバラだし、何を「メタ」だとして扱うかは明らかではない。あるメモが「出納」ページに書かれるべきものか、「日記」に書かれるべきか、あるいは誰かにだけ見せるべきものなのか、記録なのか揮発してかまわないワーキングエリアなのか。
そういったことを人間はいつも明確に区別できるわけではないし、メタ情報を生かすための区別(あるいはルール)が重荷になっては、メモを取るのがおっくうになってしまう(いや、目的はメモに限らず入力(もしくは出力)全般だ。
何も考えずに(つまりは後で使うことや誰に見られるかを考えずに)メモを書くのが一番気楽だ。しかし、それをしないと再利用性が悪くなる。読者のことを意識しない文章などあるだろうか?すべての文章は1人以上の読者を意識して書かれる。読者の一人目は「自分」だ。だから誰かのことを考えてメモを書く。考えすぎると書けなくなる。
じゃあどこでバランスを取ればいいのか? バランスを最適化するためには、その文書を書く目的を明確にしなければならない。では文書を書く目的とは何か?
そういうわけでメタ情報を文書に付加し、再利用を支援できるツールを作って使う。Emacsはたぶんそういう目的を果たすための道具だ。あるいはWikiも同様で、メモにメタ情報を簡単に付与できて簡単にそれを修正/再利用できるところが受けている。また、たぶんもっと普通の人にとってのEmacsやWikiがExcelだ。
メモしたい内容は人によって、あるいは場合によってバラバラだし、何を「メタ」だとして扱うかは明らかではない。あるメモが「出納」ページに書かれるべきものか、「日記」に書かれるべきか、あるいは誰かにだけ見せるべきものなのか、記録なのか揮発してかまわないワーキングエリアなのか。
そういったことを人間はいつも明確に区別できるわけではないし、メタ情報を生かすための区別(あるいはルール)が重荷になっては、メモを取るのがおっくうになってしまう(いや、目的はメモに限らず入力(もしくは出力)全般だ。
何も考えずに(つまりは後で使うことや誰に見られるかを考えずに)メモを書くのが一番気楽だ。しかし、それをしないと再利用性が悪くなる。読者のことを意識しない文章などあるだろうか?すべての文章は1人以上の読者を意識して書かれる。読者の一人目は「自分」だ。だから誰かのことを考えてメモを書く。考えすぎると書けなくなる。
じゃあどこでバランスを取ればいいのか? バランスを最適化するためには、その文書を書く目的を明確にしなければならない。では文書を書く目的とは何か?
2005-12-19
# あーもう! イーッと...
あーもう! イーッとするなぁ! なんでこうも日本語?コミュニーション?が下手なんだ! 「来年は何かをやろうと考えており、これを抱負といたします」だって? 「明日やる。何かやる」なんて、「何もやりません」と言ってるようなもんだべ。真面目な顔して何言ってんの? ばかやろーっ!☆ もーもーもー! そんなんじゃだめだよ。ちゃんとやろうよ。薄っぺらいにもほどがある!やる気がないわけじゃないと思うからこう言ってるんだよ!背中が煤けてるとかそういうレベルじゃないんだもん。頑張ろうよ! まわりのやつも何か言ってやれよ! まったくもう、プンプン!